ベイビー!熊本県人吉市で出会った黒い油が浮いた個性の強いとんこつラーメンが人生を変えた『なんつッ亭』

白いタオルはち巻き、濃い髭を生やし、目つきが鋭い店主が有名。
秘伝の黒マー油を使用した豚骨ラーメンと言えば『なんつッ亭』ですが、今まで伺う機会がなく初めて行ってきました。
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▲品川駅前「麺達七人衆 品達」にあります。

 

本当は、本店の神奈川県秦野市に伺いたかったのですが…東京在住の私にはさすがに遠い。。。
 

『なんつッ亭』は店主の古谷一郎氏が、27歳の時にさまざまなラーメン屋を食べ歩いた末、熊本県人吉市にある一軒の店の味に惚れ込みます。それが黒い油が浮いた個性の強いとんこつラーメン。
古谷氏は決意を固め、連日その店に通い、親父さんに直談判。しかしすぐには認めてもらえず生活のため酒屋でアルバイトをしながら客として何日も食べに通い、ようやく休日に店を手伝うことを許されたのです。
 

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▲黒・赤マー油のらーめんと和風とんこつつけ麺や
品川店限定の鶏白湯つけ麺などメニューが豊富。

 

約1年修行をし「絶対に流行る店にする」という意欲を燃やしながら帰郷。1998年、実家の近くの居抜き物件を改装しお店を開店しました。
しかし、ラーメン屋さん経営は簡単な事ではなく、そこから本当の修行の日々がはじまったのです。
 

そんな『なんつッ亭』も今では、本店の秦野をはじめ、品川、川崎、水戸、札幌の5店舗。そして、シンガポールにもお店を開くなど、海外にも進出する規模に大きくなりました。
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▲卓上には、醤油、酢、辣油と一味。

 

こんなストーリーがある『なんつッ亭』に機会があれば脚を伸ばしてみてはいかがですか?
 
 

お料理

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▲なんつッ亭スペシャル 1,050円
独特の苦味と香ばしさのマー油は、7段階に揚げ分けたニンニクに、揚げ油とごま油を調合して作られている。

 

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▲豚の頭と鶏ガラを使用したスープ。
骨髄が溶け出しやすいようにゲンコツはすべて骨を割り、不純物を取り除いた水で24時間圧力をかけてじっくり煮詰めている。

 

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▲水分がやや少なめの中太ストレート麺。
喉越しの良さに評判あり。

 

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▲とんこつスープで煮込んだチャーシュー。
注ぎ足し注ぎ足しで旨味が凝縮した熟成たれにも漬け込んでいる。

 

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▲白葱と極細もやしが良いアクセントに。

 

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▲半熟トロトロの味玉。
ごちそうさまでした。

 
 

今回ご紹介したお店

なんつッ亭 品川店
営業時間:11:00~23:00
住所:東京都港区高輪3-26-20

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千賀祐輔 / Yusuke Senga
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1981年10月9日生まれの埼玉県桶川市出身。都内で働くサラリーマン。『こんな私でも、ほんの少しの価値ある情報を社会に発信できれば…』と思い、気ままにこのページを更新している。