個性的な、他のお店では頂く事のできない一杯を提供する、東京23区内のラーメン店を10店舗まとめてみました。
1つジャンルとして確立している人気の煮干し系はここには含めず、独自の素材の仕入れルートや調味料、そして調理法が他とは異なるお店がピックアップされています。
ふだんのラーメン屋さんの選択に変化をつけたい方には最適な、刺激ある一杯を提供してくださるお店と言っても過言ではないと思います。
みなさんの、お店リストの中に加われれば幸いです。
厳選10店舗
Homemade Ramen 麦苗
東京都品川区南大井
行列の為にマスコミの掲載を抑えている取材拒否のお店。「知る人ぞ知る」お店だが、クチコミで評判は広がり食べログのラーメンジャンルのランキングは東京で2位。(2017年4月23日現在)私が伺った時は開店時刻に30人以上の行列ができていた超人気店。そして、ミシュランガイド東京2018のビブグルマンを獲得したお店です。
鶏と魚介の円みと奥行きあるバランス良いスープに自家製麺。真空調理の肩ロースとローストされたバラ肉のチャーシューのセンスの良さと技術溢れる一杯。
また、一日10食限定のサイドメニュー「実家のお魚飯」は貴重な一食で注文したい。
頂いた一杯:醤油らあめん 780円
麺屋 優創
東京都新宿区百人町
フレンチ出身の店主が考案した、決して他のお店では頂くことのできない味噌ラーメンを提供するお店。
お店の前に到着すると、蟹、海老などの甲殻類の香りが漂っており、南仏のブイヤベースにヒントを得たスープをパスタのような麺で頂く斬新な一品でした。
頂いた一杯:魚介味噌ラーメン 900円
スパイス・ラー麺 卍力
東京都江戸川区西葛西
今でも初めて伺った時の衝撃は忘れられない。
香辛料好き、パクチー好きには堪らない中毒性抜群の一杯を提供するお店。店内は黒を貴重にしたバーのような空間でインド発祥の弦楽器シタールのBGMが流れています。
クミンやコリアンダーなど14種のスパイスを使用し、隠し味に特製のトマトダレが加わったスープは酸味、甘みなどが重層し口の中で広がる。ホロホロ仕上げの豚バラチャーシューに、強火で炒められたもやしなどの野菜も絶妙。
頂いた一杯:スパイス・パクチーラー麺 930円
愚直
東京都板橋区大谷口北町
看板なし。初めての人は通り過ぎてしまう可能性あり…
コスパが良い上品な豚骨ラーメンを頂けるお店。
丁寧に豚を下処理され、豚骨のクセや臭みがない旨味が引き出された一杯を楽しむ事ができる。
2種類のチャーシューは、炙って香ばしいチャーシューと燻製調理されたチャーシュー。完成度が本当に高い。
頂いた一杯:とんこつラーメン 650円
銀座 風見
東京都中央区銀座
銀座の隠れ家的なお店。銀座の外堀通りから1本入った路地裏にあり、店内は白木を使用したカウンターなど清潔感ある空間は女性が一人でも入りやすい。和食の経験豊かな店主が京料理にヒントを得て、酒麹をスープに使用した一杯を提供しています。
別皿で生姜ピューレ、青唐辛子味噌がトッピングされ味を変化させ最後まで楽しめる一杯は、酒麹を湯煎でアルコールを飛ばしコクと香りを抽出。濃厚な深みある独特な後味のスープに仕上がっている。
頂いた一杯:酒粕濃厚そば 980円
ラーメン 巌哲
東京都新宿区西早稲田
天然鮪を使用したクセになる塩ラーメンを提供するお店。
平松恭幸店主は大阪・豊中にある『麺哲』で6年間修行され2014年4月20日に東京で独立。関西の味を東京で渾身の一杯として提供しています。
『鮪塩』は鮪節と羅臼昆布の出汁に鶏清湯を合わせた上品なスープ。日本酒でフランぺされた鮪のソテーもトッピングに入った他のラーメン屋さんでは頂く事のできない一杯。
頂いた一杯:鮪塩(しびしお) 990円
真鯛らーめん 麺魚
東京都墨田区江東橋
独自のルートで愛媛県・宇和島などから毎日朝絞めの鯛を仕入れ、鯛をとことん追求した一杯を提供するお店。
橋本友則店主は築地市場の仲卸を経て和食店の料理人として修行し有名ホテルの料理人としても活躍された方。
鯛の中骨のみを6〜7時間煮込み鯛の旨みを抽出した鯛100%出汁にドイツ産の岩塩を使用したスープ。真鯛の香りと鯛の豊かな旨みとコクを存分に感じる事ができる。
頂いた一杯:特製濃厚 真鯛らーめん 1,100円
らーめん 改
東京都台東区蔵前
新たな和食の麺料理。
貝をメインに使用した、お吸い物+麺料理と言っても過言ではない珍しい一杯。木場幸治店主は、東京・青梅市の名店「いつ樹」(現在休業中)出身で、独立前は新宿の人気店「五ノ神製作所」にもお店に立っていました。
浅利、帆立、ムール貝がベースで煮干しスープと合わさった動物系を一切使用しない魚介系のスープは、強烈な貝の存在感がある。
頂いた一杯:貝塩らーめん 750円
ラーメン二郎 三田本店
東京都港区三田
ラーメン二郎の聖地、三田本店。
和食の料理人であった山田拓美氏が1968年に東京都立大学近くで創業。公認の店舗のみ『ラーメン二郎』という屋号を使用でき、関東だけでなく仙台、札幌、そして4月2日に京都にのれん分け店は開店しました。
豚の出汁感満点のしょっぱさの中にも甘み、化学調味料などが入ったタレのパンチを感じながら
程良く醤油が染みた厚く切られた食べ応え満点の豚肉。
頂いた一杯:ぶたラーメン 700円
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