ペストリンクベルク巡礼教会で日の出を拝みながらリンツの街を一望する – オーストリア・リンツ

ウィーンからrailjet特急で約1時間半。オーバーエスターライヒ州の州都でウィーン、グラーツに次ぐオーストリアの第3の都市『RINZ(リンツ)』。ドナウ川が流れるこの街は、多くの音楽家を魅了しモーツァルトは交響曲『リンツ』を書いています。
 

街の中央は、リンツ中央駅から路面電車で5駅のところにあるハウプト広場(Hauptplatz)。バロック様式の建物に囲まれている広場の中央には白大理石で作られた三位一体の柱(Dreifaltigkeitssäule)が立っています。この広場からリンツの街を一望できるPöstlingberg行の50系統の路面電車が走っています。

土曜日の朝、朝市が行われていました。まだ周りが暗い5時半ごろには準備が完了しはじまっていました。

20メートル近くあり、1717年から1723年の間に建てられたと言われています。

ハウプト広場の北側に、Pöstlingbergに向かう路面電車の駅があります。

 
始発電車は6時ちょうど。6時から22時の間に30分に1本の感覚で走っています。4月1日から10月31日の期間、土日の10時から16時の間は15分に1本の間隔で走っており、山頂のバロック様式の教会があるPöstlingbergまで約22分で到着します。

始発電車で山の上の終点PÖSTLINGBERGへ

ドナウ川を渡る路面電車。電車の向こうにはアルスエレクトロニカ・センター。

ドナウ川の向こう側の山の上に見えるのが目的地の教会。

朝日を浴びるペストリンクベルク巡礼教会。

 
始発電車は私を含めて3名。地元の人が1名と観光客が2名乗車していました。9月だと始発電車を乗ると山頂で日の出を拝む事ができます。エネルギーを頂く事ができ、『一日頑張ろう』と気合いを入れる事ができました。オーストリアのリンツに伺う機会があれば、少し早く起きて日の出を拝んでみてはいかがでしょうか?

終点のPöstlingberg駅。

駅から歩いて3分のところに展望スペースがあります。

展望スペースの下を走る路面電車。

日の出を拝む事ができました。
東欧各国を含む10ヶ国を通って黒海に注ぐ国際河川のドナウ川は全長は2,850kmでヨーロッパで2番目に長い大河。

ドナウ川には大型船が停泊し川岸にはドナウ・パーク(Donaupark)があり、毎年秋に開催される国際ブルックナー音楽祭やプリ・アルスエレクトロニカの表彰式の会場であるブルックナー・ハウス(Brucknerhaus)。ガラス張りの建物レントス美術館(Lentos Kunstmuseum)があります。

ドナウ川の手前にピンクにライトアップされているのはアルスエレクトロニカ・センター(Ars Electronica Center)。
高い塔は、オーストリアでウィーンのシュテファン寺院に次ぐ2番目の高さ134mの新大聖堂(Neuer Dom)。
(当初はシュテファン寺院よりも高い塔を予定したがウィーンから激しい反対があり低くしたとの噂…)

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